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ガーシー氏当選の衝撃

1) ガーシー氏当選の衝撃

2) 小野田紀美氏の当選も注目すべき結果

3) 公明党の参議院選挙当選数

4) 国民民主党

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1) ガーシー氏当選の衝撃

今回の選挙で一番の大きな出来事は小野田紀美議員の当選とガーシー氏当選ではないだろうか。

まず、ガーシー氏から。彼は日米が圧力を掛け切れない、ロシアの影響力が強いと言われる西アジアのドバイに居を構えて情報発信している。

ホリエモンによる当選前のガーシー評。

YouTube ではなくFC2(日本人の高橋氏という人がCEO;米国在住)という、米国に本社を置く会社のサイトでガーシー氏が動画を掲載する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/FC2

それを500名も居るガーシー氏の会員がそれぞれ勝手にYouTubeで動画を流す。ガーシー氏にはYouTubeからの収入は如何でもよいと言う事らしい。
それだとYouTube が動画を削除しようとしても次から次から動画が上げられて削除が追い付かないと言う事になる。そう言う事らしい。

ガーシー氏、NHK党の立花氏、黒川氏、ホリエモン氏という既成の枠に収まらない人物達が政財界に踏み込んできて、勢いが拡大しそうな印象を与えている。タブーだった統一教会についても黒川氏はかなり厳しく批判していた。安倍元総理と統一教会との深い関係は大昔から言われ続けている話で、しかし政界関係者は口を噤んできた話。参政党から当選した神谷氏も黒川氏にせっつかれて統一教会については言及していた。

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2) 小野田紀美氏の当選も注目すべき結果

2019年の衆議院選挙で長尾敬議員が落選した事は保守層に衝撃を与えた。長尾敬元衆議院議員には是非「元」を取って長尾敬衆議院議員になって欲しいものだが、自民党議員には長尾元衆議院議員の落選はトラウマになっているのではないだろうか。

しかし今回の参議院選挙で公明党の支持を断っての当選で、選挙前の情報では公明党が怒っていると伝わっていた。ところが開票が始ると小野田氏はぶっちぎり当選。二位にはダブルスコア近い。公明党は候補者すら立てていない。

自民 小野田 紀美  392,553(54.7%)
立民・国民 黒田 晋 211,419(29.5%)
共産 住寄 聡美    59,481(8.3%)
参政 高野 由里子     37,281(5.2%)
N党 山本 貴平        16,441(2.3%)

小野田議員の場合は政策の違いで公明党が小野田議員を切ったのではなく、小野田議員の方から断ったので公明党にはかなりの衝撃ではないだろうか。

自民党議員にとっての公明党神話は揺らぎ始めるかも知れない。今後は自民党議員の中から小野田議員に続いて公明党の支援を断る議員も出てくるような気がする。

 

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3) 公明党の参議院選挙当選数

 

今回の選挙での公明党の獲得議席数だが7選挙区で全勝、比例代表は6議席で改選数の14議席から1人減少だった。公明党が全盛期だった頃は常に全勝だったから、今回は衰退の始まりのような気がする。

選挙の全体の結果は与党は自民党の63議席となり、公明党が13議席で、維新の会が12議席、国民民主党が5議席。合計93議席。非改選が84議席だから参議院で改憲勢力が177議席となり参議院の定数248の3分の2は優に超えている。

衆議院は自民党261、公明党32、日本維新32、国民民主11で合計336名。465名中336議席あるから3分の2(310議席)はこちらも優に越えている。

これから改憲の動きが出てくるに違いないが、今迄自民党にとって改憲の最大の難所が公明党だった。改憲が出来ない公明党は自民党にとって邪魔者以外の何者でもない。自民党にとって改憲を邪魔する公明党に用はない。

警察、法務省、国土交通省、厚生労働省、外務省などなどの行政を掌握してきた公明党は政権を離脱すれば行政への影響力はなくなる。政界の行政権限を世間は利権と見ている。

公明党にとっては政権を追い出されれば信者も支援者も減少し続けるであろう。改憲を巡って自民党と公明党は駆け引きを続けてきた印象がある。

今回の選挙でも公明党ヌキでは衆参で3分の2は成立しないので改憲ではなく公明党が主張する「加憲」という、意味が不鮮明な憲法改正でお茶を濁すことになるかもしれない。その場合、単独で過半数の自民党にとっては公明党は厄介ものでしかない。とりあえず本格的改憲は後に譲って、憲法改正絶対阻止の呪縛を取り払った3年後の参議院選挙、そのころが期度の衆議院選挙を待って本格的改憲をするのか出来るのか?

維新と国民民主が居れば自民党は、改憲を除いて十分に国会が運営できる。それで公明党は改憲で強気に出られるのだろうか?

 

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4) 国民民主党

ちょっとバカにできないのが国民民主党。参議院選挙で2議席減らしたがそれでも参議院で10議席あり、衆議院は11議席ある。そして与党入りの意欲を明確にしている。

自民、維新、国民民主で連立すれば改憲問題を除けば公明党はいらない事になりそうだ。だから公明党は改憲でぐずって改憲できないなら公明党は与党にとって不必要となる。

与党入りを打ち出していない維新と較べて国民民主党は与党入りの意欲は傍目にも解る。今回の選挙は都民ファーストと一体化はしなかったが立党の経緯から考えても、また首都東京の都議会で大きな勢力を持ち、しかし国会議員はゼロの都民ファーストと地方議会で勢力を持たない国民民主党が接近、合体となっても不思議でないような気がする。

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