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意味不明の日銀の国債買い入れ増額        BY 栗原茂男

43兆円から、65兆円へ。22兆円の国債買い入れ増加。
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総 裁 記 者 会 見 要 旨  ―― 2012年2月14日(火)   午後3時半から約1時間
http://www.boj.or.jp/announcements/press/kaiken_2012/kk1202b.pdf

第1、物価目途
第2、ゼロ金利
第3に、資産買入等の基金の増額です。資産買入等の基金を55兆円程度から65兆円程度に10兆円程度増額することにしました。買入れの対象は長期国債とします。現在、資産買入等の基金の残高は43兆円程度であるため、今回の増額分と合わせ、本年末までに残高は22兆円程度増加することになります。今後の長期国債の買入れペースは、基金を始めた時は月間約1,500億円、それが現在は月間約5,000億円ですが、今後は、これが約1.5兆円へと大幅に加速することになります。これを趨勢的な銀行券需要にあわせて買い入れている月間1.8兆円の買入れと合わせると、本年末までの間、月間で3.3兆円、年率換算で約40兆円のペースで大規模に長期国債を買い入れていくことになります。もちろん、こうした大量の国債購入は、物価安定のもとでの持続的成長の実現のために行うものであり、財政ファイナンスを目的としたものではありません。
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日本の不景気は植草一秀氏が言い出した「失われた10年」とか、或いは誰が言ったか20年とか言われていますが、私は1907年代から意図的な経済抑圧政策が続いていると考えます。
兎も角、日本政府、日銀は景気対策に永年不熱心でした。

現在は未曾有の経済危機なのですが、日本全体の投資を増やす政策を執ろうとしていません。

国民の経済心理が冷え込んでいる時は民間に巨額のお金が滞留していてもそのお金は設備などの投資には向かいません。
この流れを断ち切るのは政府の仕事で、政府が景気対策の宣言をして実際に予算を組んで景気が上向くまでは景気対策を続けるんだという意志を見せないと民間の資金は設備などの投資に向かいません。
向かう先が無いから、巨額の民間資金は付加価値を生まないマネーゲームに向かいます。

政府は借金が膨大で財政規律だ!、無駄を省け!だとか言って投資の点火役を拒否しているのですが、実は日銀が日本国債購入を拒否しているのです。
日本政府が国会の決議によって国債の日銀引き受けを強制させれば、財政政策の予算は確保できます。

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財政法 (昭和二十二年三月三十一日法律第三十四号)
第五条  すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。但し、特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない。
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もしも政府が国債を発行して、しかし日銀がそれを購入しなければ市中の民間資金を政府が吸い取るだけで、日本国内でのお金が移動するだけで国民所得は増えません。
いわゆる「クラウディングアウト」です。
そして日銀は法的根拠の無い日銀の自主規制を盾に国債の購入を拒否してきました。

国会も何を考えているのか、国債増発を躊躇っています。
躊躇う理由は、言ってることを聞いていると、どうも政府の台所と自分の財布や家計を混同しているようなのです。
もしそうなら随分と情けない話。

そんな状況下で出てきたのが2月14日の日銀社長の記者会見。
政府のファイナンスは行なわないが、持続的成長の為の国債購入とのこと。それも22兆円。
民間企業の日銀に政府の政策まで誰が委ねたのでしょう?

 
平成23年度の国債発行の予定は44兆3,000億円。
http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2011/seifuan23/yosan003.pdf
国債発行残高 : 958兆6,385億円、政府保証債務 : 43兆9,796億円
http://www.mof.go.jp/jgbs/reference/gbb/2312.html
 
22兆円が如何に大きい数字であるか解ります。

先日の日曜日、純日本人会の勉強会で出た話ですが、どうもイスラエルとイランが戦争を始めそうだとの情報。
別の日に別のコンサルタントからも同じ話を聞いています。
本当に戦争が始まるか否かはわかりませんが、もしかしたらその方向で準備をしているのかも知れません。
そうなると誰が戦費を出すのか?です。
 
2001年9月11日のニューヨークのテロを当時大統領のブッシュはこれはテロではなく戦争だといいました。
そして2003年3月、核査察を受け入れたイラクで戦争を起こしました。
その間、日本の国債発行残高が以上に膨れ上がりました。そして日銀当座預金もほぼ同額の25兆円くらい増えました。
通常、ベースマネーが増えるとその10倍くらいのマネーが創出されるのですが、その時はベースマネーに同額が増えただけでした。
つまり日銀が日銀マネーを増発してそれを市中銀行に押し込み、政府が国債を発行して、市中銀行は国債を購入、政府は国債を発行して得たお金を米国債に換えました。
低金利で国債を発行し、高金利の米国債購入だから、良いではないか!となります。
それはそれでも結構ですが、小泉政権がいけなかったのは、折角の国債発行を日本国民の為には使わなかったこと。
米百票だ!、痛みに耐えて!、構造改革だ!と国民にひもじさを要求し続けました。
 
小泉氏は、日本はアジアの片隅で貧しく、小さく、ひっそり生きるべきだと自民党内で言い続けた人間だそうですから、彼にしたら当然なのでしょう。
 
問題は過去の事より、これから。
それで日銀は国債を22兆円も購入するが政府のファイナスではないと言う。
持続的成長ウンヌンは政府の領分。
 
日銀は一体何を考えているのか?意味不明です。
イランVSイスラエル戦争の戦費になるのでしょうか?
その面からも注目です。

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