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世界が警戒しなければならないタイのデモ

タイで国王に対するデモが起きている。デモ隊の主張は、日本にはネットメデイア、旧式メデイアから様々に伝えられるが概ねは王室の豊かさへの妬みに聞こえる。 私は1970年前後の学生時代に経験した日本の学生運動に感じたのは豊かな層への妬みだった。共産主義の思想信条は暴力を肯定する為の言い訳でしかなかった。だから彼等は警察を大学内に導入した国家権力によって制圧されると簡単に思想の転換をして「独占資本」の従業員になって行った。そして独占資本の従業員の給料が良くなるにつれ、学生デモなど無くなっていった。

共産主義者はそういう若者の心情を悪辣に利用する。共産主義者が豊かさを平等に共有する社会を目指しているという主張が幻想である事はソ連や中国が嫌と言うほど見せ付けている。自分だけ豊になりたい者達が綺麗ごとを言って若者を唆し、豊かな層を社会の上層から引き摺り落とし、自分が豊かな層に入ると改革派から保守派に変身する。広域暴力団中華人民共和国組親分の習キンピラなどその典型に見える。

しかし今、タイで起きている事は若者の心情がタイの共産主義者に利用されているという、そんな単純なものではない気がする。タイは地政学的に非常に重要な位置にあり、東アジアとインド洋、ペルシャ湾、紅海、スエズ運河を結ぶルートにあるマラッカ海峡に面している。マラッカ海峡はマレー半島とインドネシアのスマトラ島の狭い海峡の海である。そのマレー半島はタイ領であり、マラッカ海峡が面倒ならマレー半島のクラ地峡に運河を作ろうなんて構想も昔からある。だからタイの地政学的地位は日本にとっても死活的に重要である。そこがもし中華の支配下に入ったら?タイの学生デモがそこまで行く事は無いだろうと高を括るなら中華侵略主義にあまりに鈍感と言う事になるのではないだろうか。

支那は1949年に成立したあと、後ろ盾となったソ連と仲たがいをし、独自路線を進み、1971年に国連安全保障理事会常任理事国となり、1972年には日中国交回復をし、1978年には中国は改革解放政策を開始。1979年には日本の対中ODA(政府開発援助)が開始された。

1980年代から1990年代は日本からの資本と技術の援助を受けて近代的な産業を急速に育成していった。その間、中国は日本からカネと技術を導入しながら世界侵略政策を貪欲に追求をしていたが支那には処世訓はあっても哲学を持った宗教はない。だから利益の為なら何でもやる体質がある。

中国が現代の国際社会に登場してからは世界の各地で体制崩壊があちこちで起きている。そして地政学的に重要な国はみんな反米であり、親中である。ざっと列挙して見る。

1974年 エチオピア/ハイレ・セラシエ1世が陸軍のクーデターにより逮捕・廃位・射殺1991年 エチオピアからエリトリアが分離独立→エリトリア=アフリカの北朝鮮https://bizspa.jp/post-5044/

1978年 1月からイラン革命が開始

1996年 ネパール共産党毛沢東主義派(マオイスト)が王制を打破すべく、「人民戦争」を開始。(ネパール内戦)2001年 1月、マオイスト、正式に人民解放軍を創設。2008年 5月28日 ネパール制憲議会が招集され、新たな政体を連邦民主共和制と宣言して正式に王制が廃止された。ギャネンドラ国王は退位し、ここにネパール王国(ゴルカ朝)は終焉を迎えた。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB

ネパールはインドとの関係で、此処を押さえる意味は言わずもがな。当然ブータンは危ない。

エチオピアはエリトリアの分離前は紅海に面していた。そしてエリトリア分離後はエチオピアは内陸国となる。WHOの悪名高きテドロスは国籍はエチオピアでも生まれはエリトリアである。エチオピアはイスラエル建国以来、イスラエルと蜜月。つまりエチオピアは米国から優遇を受けている国。テドロスにとってはエチオピア国籍はエリトリアよりは遥にメリットのある国籍であり、それでいて彼は中国の下僕でもある。エリトリアとジブチを押さえる中国は戦略的にかなり重要な場所を押さえている事になる。

そしてイラン。イラン革命によって王政が倒され、中国ベッタリ国家となってしまった。米国がテロ支援国家のイランを目の敵にするわけであり、石油云々は見当違い。

中国はパキスタンにもパキスタンの反インドの感情を利用して食い込んできた。もっとも最近は中国・パキスタン関係には隙間風邪が吹いているようであるが。

イラン、パキスタンは地図を見て欲しい。中国の西はチベット、ウイグルで海の出口が遠い。しかしパキスタン、イランを中国の影響下に置けばペルシャ湾、インド洋に出られる。そしてやがてはイラン、パキスタンを中国領にして中国の一部にしてしまう?中国なら考えそうな事だ。中国の立場からするとチベット人やウイグル人を支那文化に変更させて支那人にしてしまい、西方の海の出口を確保するのが戦略と考えているのではないだろうか。

そして、中国主要部の東方の海の出口は日本列島からベトナムまでが立ち塞がり、邪魔で仕方ないであろうし、マラッカ海峡を何とか支配下に置きたいのではないだろうか。

タイで学生達の妬み心をくすぐって反王室運動を起こさせて王政を倒し、タイ文化を破壊し、親中国というより中国下僕のタイ国を再構築しようとしているのではないだろうか。私にはタイの学生デモが単純なものではなく、背後に広域暴力団・中華人民共和国組の暗躍が有ると思えて仕方ない。

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