1) 台湾民政府情報
2) 戦後70年、いまだ占領から解放されていない日本の現実
3) アメリカンセンターJapan : 日米安全保障協議委員会(日米「2+2」)
4) ESRI通信第128号 【 内閣府経済社会総合研究所 】
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1) 台湾民政府情報
まず台湾民政府の公式サイトに4月14日付で「2019 中央執政團隊大合照 (一)」(2019年中央執政グループの集合写真(一)、下のURL)が掲載されている。 写真を見ると中央に林秘書長ご夫妻がおられ、蔡財源総理等の大臣クラスの方々、更に各州知事クラスの方々が写っているようです。特に向かって前列右側の林秘書長夫人を除く4名の方々は、1月1日に行われた国際記者会見でも声明の読み上げ及び質疑応答で発言されていました。何より中央に林秘書長ご夫妻がおられることによって、この4月に入って以降林秘書長が再び台湾民政府の第一線に立たれていることが窺える。 又写真には6月28日及び29日に行われるG20大阪サミットに言及したコメントがついており、伝わるところでは、G20大阪サミットの公式特集誌にこの写真が掲載されるとのことである。
2019 中央執政團隊大合照 (一) http://usmgtcgov.tw/News/EventLatestContent?&ID=64&langCode=zh-TW
次に、同じく台湾民政府の公式サイトに4月18日付で「本土台灣人不可不知 12位重要的 台灣歷史人物」(本土台湾人が知らなければならない12名の重要な台湾の歴史人物、下のURL)という紹介記事が掲載されている。
これは2017年8月に台湾情報の日本語月刊誌「な~るほど・ザ・台湾 Vol.365」に掲載された記事「絶対に知っておきたい日本統治時代の名人物」及び「もう少し知っておきたい日本統治時代の名人物」を中国語訳したもので、後藤新平・児玉源太郎・八田與一・明石元二郎・新渡戸稲造・磯永吉・羽鳥又男・長谷川謹介・下村宏・杉浦茂峰・森川清治郎・廣枝音右衛門の12名を紹介している。
台湾では中華民国亡命政府の長年の統治下で中国の歴史人物が教えられてきたので、台湾民政府に政権が委譲された後には、こうした日本統治時代の台湾に貢献した日本人が教えられるのであろう。
本土台灣人不可不知 12位重要的 台灣歷史人物 http://usmgtcgov.tw/News/FocusContent?focusTypeID=3&ID=85&langCode=zh-TW それから、台湾民政府の各州は最近も台湾各地で継続的に大小の宣伝活動を行っているが、中でも3月30日に台北州が行ったパレード(下のURL)は特に規模の大きなものであり、パレードでは①「台灣沒有中國的九二共識」(「台湾には中国のいわゆる1992年コンセンサスは存在しない」。「1992年コンセンサス」とは1992年に中華人民共和国と中華民国亡命政府の間で「一つの中国」についての合意があったとされるものであるが、台湾は中華民国でも中華人民共和国でもないのであえい、そのような合意は元来台湾とは一切関係がない)、②「台灣與中國是兩個不同主權國家」(「台湾と中国は異なる主権国家に属する」。台湾が属するのは日本であり、中国には属しない)、③「中華民國是流亡政權」(「中華民国は台北に逃れた亡命政権である」)、④「依S.F.P.T美國是台灣主要佔領國」(「サンフランシスコ平和条約に基づいて米国は台湾の主たる占領国である」)という4つの訴えが掲げられてるす。これは台北州に前後して24日に新竹州で、及び31日に高雄州で行われたパレードでも同様である。
2019年3月24日台湾民政府新竹州大規模パレード https://www.youtube.com/watch?v=3KkmpqvDsy0
2019年3月30日台湾民政府台北州大規模パレード https://www.youtube.com/watch?v=j8QCwWMXxCo
2019年3月31日台湾民政府高雄州大規模パレード https://www.youtube.com/watch?v=haPi-oDXZoI 台湾民政府の活動を見れば、物凄い費用をかけている。一昨年、米国ワシントンDCでのレセプションに招待されて参加したが勿論費用は台湾民政府持ちで、台湾民政府の一行は101名で米国東部諸都市を二週間に渡って見学旅行をしているが101名では格安航空券など使えず、費用は幾らか知らないが途轍もなく巨額のはず。私もレセプションに参加して確認してきたので間違いない。 とてもボランテイアの献金で行える事業ではなく、まして詐欺集団云々など馬鹿馬鹿しい限りである。
台湾主要諸都市でのパレードで台湾は中華の領土ではなく日本の領土である事を明確に主張し、「中華民国亡命政府」集団は台湾の主権者でない事を明確に主張している。 そしてそれが国際法に照らした正しい主張であることを明確にしている。これらの主張は両中国の台湾中国論を完全に否定するものであり、それを首都である台北を始めとする台湾各地の主要大都市で大規模なパレードを次々と行い、台湾日本領土論を主張したわけである。
それに対して何も言えない、中華民国政府、中華人民共和国政府。 今迄の常識ならこんな大規模なパレードに対して中国は狂ったように喚き騒ぐはず。どんな小さな出来事でも反中であれば徹底的に弾圧する中国。通常ならパレード阻止の為にありとあらゆる汚い手を使って、賄賂と性接待のみならず大量殺人さえ厭わず阻止するのが中国。チベットやウイグルその他でも非人間性丸出しで残虐な蛮行を続ける支那人の中国。
ところが台湾民政府には何も言えない中国の姿がそこにある。
中華侵略主義の中国が只ひたすら息を潜めるというより、息してない。異常としか言えない。何か言って見ろ!中国!習キンピラ!である。
強い者にはからきし弱く、弱い者には勇猛果敢と言うのが支那人、朝鮮人。台湾民政府の背後には米国がいて国際法と正義に基づいて台湾民政府が行動しているから何も言えない訳である。 ここまで来たら後はいつ米国が台湾での政権移行を実行するかだけが問題であろう。
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