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中国の元安政策       -栗原茂男

1) 中国の元安政策 2) 今の黒田日銀の政策に間違いはなし 3) 【 NPO法人百人の会 】 豪州初の慰安婦像認めず=シドニー近郊の市が議決 4) 【 NPO法人百人の会 】 橋下は活きている!! 5) SDHF Newsletter No.99J 110人の日本学者の反論 6) 【 法人百人の会 】 日本は侵略戦争などしていない(Jellyのブログより)

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1) 中国の元安政策

為替相場は経済の自然な成り行きで決まるのではなく、世界各国の思惑と力関係で決まる。「市場に任せる」なんて言うのは真っ赤な嘘。よくまあ、そんな嘘を言えるものだと思う。 巨大人口が産み出す爆買力を交渉カードにする中国は勝手に元安を決めるし、力のない韓国は自国通貨の相場は自国で決められずオロオロ。

日本は1985年のプラザ合意では各国が有無を言わさず、超円高にした。 為替相場なんてそんなもの。

ところで、一国の貿易黒字は論理的には自国以外の何処かの国の貿易赤字。 実際は両者の数字は1割か2割くらい違うようだが、論理的には世界の貿易赤字国合計と貿易黒字国合計は等しい。

それで元安を勝手に決めた中国だが貿易は相変わらず大幅黒字。 通常、貿易黒字が出ると為替相場を維持する為に政府が国債を発行して外貨を買う。 中央銀行は市場を迂回する形で国債を購入して通貨を増発する。

従って、貿易黒字が出るとその分よけいに通貨が発行される事になる。貿易黒字は巨額であると良し悪しとも言える。 中国は永い間貿易黒字を貯めこんだので、昨年たり外貨が4兆ドルにもなった。 ところがである。今年に入って外貨がじりじり減り始め、7月末では4兆ドルから3兆6千5百億ドルへ ****************************************************************************** 7月の中国外貨準備高、前月から425億ドル減少 http://jp.reuters.com/article/2015/08/07/china-economy-reserves-idJPKCN0QC0ZF20150807 ******************************************************************************

貿易は黒字なのに、外貨が減ると言う事は貿易外でおカネが中国の外に流出していると言う事。 中国内の個人、法人がおカネを外国に持ち出す場合、元では外国で使えないので、基軸通貨であるドルに換える。そして外貨は減少する事となる。

中国では要人たちが、つまり資産家たちが次々と資産をおカネに換えて国外に持ち出している。 短期間に3千億ドルも4千億ドルも持ち出しているのだから呆れるほかはない。

香港を拠点とする世界長者番付8位の李嘉誠が2~3年前から計画して脱亜入欧で資産を中国・香港から欧州に移してしまったのは最近の事。 国が亡びる前と言うのはそんなものなのだろう。

中国の貿易黒字は中国以外の国々にとって、貿易赤字である。貿易黒字国は自国通貨を髙くするのが常識だが、元安政策を取る中国はいくら粋がっても世界経済のリーダーになれない証明。 所詮人口大国なのである。

その点、アメリカは貿易赤字によって世界中の国々に貿易黒字を計上させてきた。そして通貨を供給してきた。 2005年からのこの10年だけ見ても年間の貿易赤字額は次のようである。単位は100万ドル。2014年の統計だと3,895億2,600万ドルとなる。

-745434 -806726 . . . → Read More: 中国の元安政策       -栗原茂男